富士山吉田口五合目から、足かけ2日で富士山頂に到着。日本最高地点の剣が峰にも立ちました。これで、富士山登頂は成功!
そして、これから下山が始まります。下りは降りるだけだから簡単! なんて思っていたら大間違いです。
富士山頂から須走口五合目までのモデルプラン
「家に帰るまでが遠足」とはよく言いますが、登山では「山を下りるまでが登山」です。登山の事故は下山時に起こることが多いので、注意しましょう。
下山は、登ってきたルートと違い、須走口から降りてみます。吉田口から降りてもいいのですが、違う道をたどったほうがおもしろそう、という程度の話です。
ここでは、剣が峰から須走口五合目まで降りていきます。
お鉢巡りつづき
剣ヶ峰を発ち、さらに噴火口に沿って時計回りに歩いていきます。富士山頂をぐるりとまわる「お鉢巡り」の続きです。
とても日本離れした風景を味わえます。なんだか、違う惑星を歩いているような雰囲気。
9時45分、吉田口頂上(久須志神社)に戻りました。これでお鉢巡りはおしまいです。
さあ、下山しよう!
帰りは、行きと違って、須走口の登山口へ下りていきます。10時20分、下山開始。
下山路は登山路と違い、砂と岩が混じった荒れた道です。ちょっと歩きにくく、膝や太股に負担がかかります。
膝を痛めないように、ゆっくり下りていきます。
須走ルートでは、途中、砂走りというルートを通ります。
荒野の斜面を掘り返し、砂地を表面に出して通路にしているようです。掘り返された部分に沿って、目印の白いロープが張られています。
かかとに重心を載せつつ、つま先を砂につっこむようにして下りていくと、滑るように進みます。吉田口ルートよりは、砂走りのある須走ルートのほうが下山しやすい、という人は多いです。
とはいえ、結構疲れます。途中で休憩できる適当な場所もなく、ひたすら、砂と岩の道を下り続けます。
左右に緑地が出てきました。
ようやく砂払五合目到着。13時20分到着。標高2230メートル。
須走口五合目から御殿場へ
さらに砂地の道を下っていきます。
30分以上歩いて、ようやく須走口五合目到着。14時10分。吉田口五合目とはうってかわって、静かな登山口です。
ようやく下山完了です。
須走口五合目からは、御殿場へのバスがあり、御殿場からは新宿への高速バスが30分ごとに発着しています。いずれも、予約せずに乗ることもできます。
→「富士山に女子一人で登る方法【その6準備編】」に続きます。