屋久島は観光地ですが、縄文杉は登山です。1日で10時間も歩くのですから、十分な準備が必要です。
ちなみに、荒川登山口の標高は600m。縄文杉の標高は1280mですから、約680mを登ることに。680mといえば、それなりの登山です。
トロッコ道は歩きにくい部分が多いですし、その先は本格的な山道です。山ですので気温が低いですし、屋久島は雨が多いことでも知られています。季節によっては、朝晩の暗いときに歩かないといけません。こうしたことを頭に入れて、しっかり準備しましょう。
屋久島・縄文杉登山の準備
縄文杉まで行くのなら、軽登山の装備は必要です。登山の経験がない人は、登山用品の専門店に行ってみましょう。女性向けの登山用品を揃える店も増えています。
屋久島に行きたい! と定員さんに伝えれば、基本的な装備を教えてくれます。現地でレンタルしているお店もありますので、縄文杉以外には登山をしない! というのならレンタルで済ませるのも手でしょう。
登山用品のレンタルショップは屋久島にありますので、着いてから借りることも可能。あわただしいと思うなら、自宅近所で借りておくのもいいでしょう。
どんな服装がいい?
歩きやすい服装が第一。スポーツ用のジャージなどでもOKです。ジーンズなど締め付けるパンツは避けたほうがいいでしょう。ちょっとゆるめの服のほうが歩きやすいです。
また、足首まで覆う軽登山靴を使いましょう。スニーカーでも行けますが、捻挫などをしやすいので注意。
雨具を忘れずに!
屋久島の天気がとても変わりやすいうえに、雨がとっても多いので、どんなに天気予報が良くても雨具は必ず持っていきましょう。
オススメは、上下セパレート式のレインウェアです。登山用品店などで売っています。少し高いですが、普段の生活でも使えますので、これを機会に買ってみるといいでしょう。
ポンチョや傘は使いにくいので、縄文杉登山ではNG。白谷雲水峡を少し歩く程度なら、それでも大丈夫です。
お弁当は前日までに予約を!
縄文杉登山の途中には、朝と昼の二回、お弁当を食べます。宿で用意してくれることもありますし、早朝にピックアップできるお弁当屋さんもあります。その場合は、前日までに予約しておきましょう。
地図・ガイドブックを持っていこう!
ほぼ一本道の縄文杉登山ですが、とにかく長いので「自分は今どのへんにいるの?」と不安になることも。そのため、なるべく地図を持って歩きましょう。
地図を持っていれば、自分がいまどこにいて、どのあたりにいるのかがわかります。とくに、ガイドツアーに入らずに個人で登る場合は、地図か詳細なガイドブックのどちらかは必ず持っていきましょう。
定番の屋久島地図は、「山と高原地図 59.屋久島 宮之浦岳」です。
→「屋久島・縄文杉に女子一人で登る方法【その6コツ編】」に続きます。