女子一人旅の注意点

一人旅は、素晴らしい経験をもたらしてくれますが、危険があるのも事実。

一人旅の女性旅行者が巻き込まれた事件を材料に、注意点を考えてみましょう。

1 人気のない場所での一人歩きは避ける

女性一人旅

1989年に起きた比叡山女子大生殺人事件では、比叡山延暦寺の山中を歩いていた早稲田大学の女子大生(当時25歳)が、山中でテント生活を送っていた当時48歳の男に強盗と強姦の目的で殺害されました。

被害者の女性は過去に痴漢にあった経験から空手を学んでおり二段を持っていた強者でしたが、凶行から逃れることはできなかったのです。

同様な事件はたまに起きていて、2010年には大分県別府市で秘湯めぐりに来ていた28歳の女性が殺されています。

基本的に、他人のいない場所を一人で歩いてはいけません。比叡山や別府は、山道としては比較的通行者の多い場所ですが、それでもこうした事件は起きています。

国内外を問わず、ハイキングなどを一人で行くのは避けるのはもちろん、街中でも常に人の目のある場所を歩きましょう。

2 夜間タクシーの一人利用は避ける

日本においては、夜間に女性一人がタクシーに乗っても、深刻な事件に巻き込まれる可能性は非常に低いです。ですから、夜に移動する必要があるときはタクシーを使いましょう。

ただ、ごくまれにセクハラの被害もありますので、なるべくなら避けることです。

また、海外では夜にタクシーに女性一人で乗るのは危険な場合があります。深刻な被害にあった具体例がいくつも報告されていますから、夜は基本的に女性一人で移動はしないことです。

3 盗難にあったときの対策をしておく

日本では盗難はあまりありませんが、それでも発生することもあります。

盗難を防ぐ注意をするのは大事ですが、万一盗難にあっても、予備のクレジットカードを用意しておくなど、なんとなるような対策をしておきましょう。