東京・新宿からバスで富士山五合目に到着。ここからいよいよ登りはじめです。
山頂までの標高差は1,400mほど。途中危険な道はなく、ゆっくり歩けば、初心者でも到達できるくらいの難易度です。
登山口から山小屋宿泊まで
初日の目標は、七合目から八合目にある山小屋まで。平日ならどの山小屋に泊まるかは当日決めればOKですが、週末など混雑期はあらかじめ決めて、予約しておきましょう。
いよいよ登山開始!
食事を終えたら、吉田ルートの出発口から、いよいよ登山開始。この日は13時スタートでした。
最初のうちは、あまり傾斜もきつくありません。
五合目から六合目までは、だいたい40分で到着します。
ここまでの道のりはたいしたことないので、「もう六合目か、なんだ、楽勝!」と思ってしまいます。
13時40分。10分休憩。
六合目には仮設トイレもあります。富士山の登山道にはトイレが完備されているので、そちらの心配は無用。ただし、どこも200円が必要な有料トイレです。
本格的な登りにトライ!
六合目から先は本格的な登りになります。つづら折りの坂道を、淡々と登っていきます。
見上げると、七合目の山小屋群が見えてきました。
七合目にある最初の山小屋「花小屋」着。六合目からは約1時間です。ここで標高2,700メートル。14時50分。10分休憩。
雨が降り出しました。予報は晴れ時々雨でしたが、その通りになりました。富士山の天気は変わりやすいので、たとえ天気予報が晴れでも、レインウェアは必須です。
七合目付近の岩場を登る
「花小屋」を出ると、岩場が続きます。雨で岩がぬかるんでいるので、要注意です。
七合目「トモエ館」横の案内板。富士山頂まで3.6km、283分とあります。ざっと5時間弱。もしこのまま登れば、19時すぎには山頂に着く計算です。
富士山には、こうした案内板が整備されています。
トモエ館から先は、鎖場の岩道。雨で濡れていて少しキケンです。
七合目の「富士一館」到着。花小屋から25分です。15時25分。標高2820メートル。15分休憩。
威勢のいいお兄さんたちが、客引きをしています。
登ってきた道を見下ろします。つづら折りの山道を、後から後からたくさんの登山者が登ってきます。
八合目めざして
鎖のある岩場をゆっくりと登っていきます。そろそろ空気も薄くなってきたので、なるべく大げさに息を吸いながら、あまり急がずに登ります。
真夏なのに、雪が残っています。このあたりまで来ると、夏でも肌寒いです。
このあたりは急傾斜でどんどん標高が上がるので、休みながらゆっくり上る人も多いようです。
八合目「太子館」に到着。「富士一館」からここまで50分です。
16時30分。10分休憩
標高3,050メートル。ついに3,000メートルを超えました。
振り向けば、下界ははるか下。ここは雲海の上です。さらに上空の雲を目指して歩きます。
八合目「白雲荘」着。
「太子館」から「白雲荘」までは40分かかりました。17時20分。
白雲荘の標高は3,200メートル。
1日目はここで泊まります。山頂まで2km。あと140分の地点です。
富士山の山小屋、白雲荘
白雲荘は1泊2食で7,800円。金曜日は1,000円増し、土曜日は1,500円増しです。
寝床はこんな感じ。
畳1畳に2人が寝るくらいで、とにかくぎっちぎち。間違っても、「ホテル」や「民宿」をイメージしてはいけません。
小屋によっては男女別にしてくれる場合もありますが、男女混合の場合もあります。混雑時はどこも男女混合です。あまりに人が多すぎて、襲われたりすることはありえませんが…。
富士山の山小屋の食事の定番はカレー。「白雲荘」もカレーです。
山小屋の就寝は早く、午後7時前に寝る人もいます。
いずれにしろ、食事を終えたら就寝です。だいたい午後8時頃にはみなさん、眠りにつきます。(あんまり眠れませんが)。
→「富士山に女子一人で登る方法【その4山頂編】」に続きます。