格安航空会社LCCは、安くて快適ですが、ルールが厳しかったります。利用方法を確認して、上手に使いたいですね。
航空会社によって異なる部分もありますが、おおむね以下の点をチェックしながら進むといいでしょう。
1 就航路線を探す
主な格安航空会社LCCのホームページで就航路線を探します。
2 搭乗日の値段をチェック!
LCC値段は一定ではありません。日によっても違いますし、時間帯によっても違います。また、今日の値段が明日より安いとは限りません。
直前になって「座席が余っているから」ということで突然安売りを始めたりするのがLCC。しかし、明日は値上がりするかもしれないのもLCC。
結局、今提示されている値段を見て、納得いくなら買ってしまいましょう。
3 不便な時間は安いけれど……
深夜、早朝など、不便な時間帯のフライトは激安だったりします。けれど、本当にその時間に空港に行ける? 空港から帰れる? LCCは遅延が多いので、夜遅い便は要注意。1時間くらい遅延しても、自宅や目的地まで移動できるような心づもりで。
4 帰りの手荷物は余裕を見て!
LCCで気を付けるのが手荷物料金。別料金になっている場合が多いので、ついついケチってしまいがち。重くなればなるほど高くなるのですが、荷物の重さがどのくらいになるかなんて、行ってみないとわからないもの。
とくに、帰りの便はお土産で重くなるから要注意。空港で追加料金を払うと、とっても高いので、余裕をみて多めの重さで予約しておきましょう。だいたい20kgみておけば大丈夫です。
5 機内食はいらない?
国際線で機内食が別料金になっている会社は、事前に買わせようとウェブ上で売り込んできます。短距離路線なら不要ですが、長距離の国際線の場合は悩むところ。
購入してもいいですが、もったいない! と思うならパスするのも手。ただし、機内に飲食物を持ち込めない会社もありますので、そういう場合は一食確保しておくのもいいかもしれません。
6 購入の前にもう一度予定などを再確認!
LCCでは、払い戻しなどは一切できないか、できても高額の手数料を取られます。予約内容を何度も見直してチェックしましょう。
7 支払いはクレジットカードで
LCC支払いは基本的にはクレジットカードです。コンビニ支払いもできますが、空港で追加料金の支払いが発生した場合などは、クレジットカードの支払いが基本です。
クレジットカードがないと、支払いに苦労する場合もありますので、用意しておきましょう。
8 可能ならオンライン・チェックインがおすすめ
LCCでは、ウェブ上での事前チェックイン(オンライン・チェックイン)ができる場合が多いです。オンライン・チェックインをしておけば、当日空港でチェックインが不要になります。預ける荷物があっても、行列に並ぶ時間が短縮されます。
9 機内持込手荷物は軽めに
LCCでは、機内に持ち込める手荷物の量も制限があります。だいたい7kgまでの会社が多いですので、事前に確認を。搭乗直前に荷物チェックが行われることも多いので、自宅を出る前にはかっておきましょう。
10 空港の場所とアクセスをチェック
LCCは、茨城空港のような不便な空港に就航していたり、羽田や成田でも、大手空港会社とは離れたところにチェックインカウンターがあったりします。
そのため、空港までのアクセスと、空港でのカウンターの位置を確認しておきます。また、茨城空港の場合は、東京駅からの格安直行バスがありますが、予約制なので、確実に予約をしておきます。
11 空港には早めの到着を
空港カウンターにたどり着くまでの時間を勘案して、自宅を出る時間を決めます。LCCでは、空港でのチェックインを30分前程度(国内線)に設定しており、それを1分でも過ぎたら受け付けてくれません。遅刻したらチケットはパーです。
このルールは結構、厳密に適用されているので、早めの到着を心がけましょう。国内線は1時間前、国際線は3時間前には着いておくくらいの気持ちが必要です。
12 遅延を覚悟する
チェックインが終了したら、早めにセキュリティチェックを受けて、搭乗口へ。ただ、LCCは遅延が多いので、ご覚悟を。でも、「どうせ遅れるから」といってのんびりしていると乗り遅れたりしますので気を付けましょう。
LCCといえども、定時出発率は80%以上です。定刻で飛ぶことのほうが多いです。
13 サービスを求めない
LCCでは、「目的地に運ぶ」以外のサービスは省略されているケースが多いです。そのため、機内サービスや、係員の丁寧な応対などは期待しないようにしましょう。
近所の激安居酒屋で、丁寧なウェイターさんの応対を期待しませんよね? それと同じ。たまに失礼な係員や、ぞんざいな扱いもありますが、「格安なんだから当たり前」と受け流しましょう。そのほうが、旅が楽しくなります。
以上、ざっと格安航空会社LCCの利用法と心構えを書きました。上手に利用すれば、安く早い旅ができます。高速バスなどに比べればよっぽど快適ですので、女子のみなさんもぜひ使いこなしてください。