高尾山は観光地ですが、階段や急な坂道もあります。標高600メートル近い山に登るのですから、それなりの準備は必要です。
ちなみに、高尾山の入口であるケーブルカー清滝駅前の標高は200m。ここから山頂まで登るとなると約400メートルを登ることに。高さ333mの東京タワーより高いところまで登るんです。
道はでこぼこですし、ぬかるんでいることもあります。山ですので気温が低いですし、急に天気が変わることもあります。夜になれば暗くなり街灯もありません。こうしたことを頭に入れて、しっかり準備しましょう。
高尾山登山の持ち物
基本的な登山用品を揃えるには、まずは、登山用品の専門店に行ってみるのがいいでしょう。女性向けの登山用品を揃える店も増えています。
いきなり登山用品店は敷居が高い、という人は、楽天内に女性向け登山用品店がありますので見てみては? 登山用品は定価販売が多いのですが、ネットショップでは割引やポイント還元をしていますので、ネットで買う方がお得なことが多いです。
どんな服装がいい?
1時間半のハイキングですから、大げさな本格登山の格好をする必要はありません。けれども、歩きやすく防寒・防風のしっかりしている服装がいいでしょう。
スカートはもちろんNG。ジーンズなど締め付けるパンツも避けたほうがいいでしょう。ちょっとゆるめの服のほうが歩きやすいです。ウィンドブレーカー的なものがあると安心です。
どんな靴がいい?
高尾山に登るだけなら、本格的な登山靴は必要ありません。運動靴で十分です。歩き慣れたものを使いましょう。靴底が滑らないかどうかだけ確認してください。革靴やサンダル、ヒールはNGです。
ただし、高尾山の後、富士山など本格的な山に登るつもりがあるのなら、本格的な登山靴を購入して、「試し履き」をしてみるのがよいでしょう。キャラバンシューズなどが初心者の定番登山靴です。
雨具を忘れずに!
高尾山は東京都下ですが、山であることには変わりません。山の天気は変わりやすいので、どんなに天気予報が良くても雨具は必ず持っていきましょう。
オススメは、上下セパレート式のレインウェアです。登山用品店などで売っています。少し高いですが、普段の生活でも使えますので、これを機会に買ってみるといいでしょう。
そこまでの必要はない!というのなら、ポンチョを持っていきましょう。簡単な雨具としては、フード付きのウインドブレーカーでも役立ちます。また、折りたたみ傘も、突然の雨に備えて用意しておきましょう。普通の山では折りたたみ傘は使いにくいですが、高尾山の場合は、舗装路もありますので、傘も結構役立ちます。
防寒具も必要です!
都内の平野部と、高尾山は気温が違います。また、山頂付近では風が強く吹いたりします。ですから、自宅を出るときは暖かい、暑いと感じても、必ず上に羽織れるものを持っていきましょう。
ウィンドブレーカーのほか、ユニクロの軽量羽毛のダウンなどが、軽くておすすめです。
リュックサックで行こう!
山歩きをするときは、両手が空いていないとキケンです。となると、荷物はリュックに入れるのが一番! リュックは、登山用品では「デイパック」または「ザック」といいます。リュックまたはデイパックまたはザックを用意しましょう。
お弁当と飲み物も用意!
高尾山のメインルートとなる1号路には、途中に茶店や食堂があります。売店もありますので、買って飲み食いしたりできます。そのため、手ぶらで行っても食事をとることもペットボトル飲料を買うことも可能です。
6号路の場合は、途中は山の中なので、山頂まで何もありません。そのため、お弁当やおやつ、ドリンクは持参しましょう。
とくに、夏には水分を補給しないでいると脱水症状になることがあります。個人差はありますが、少なくともペットボトル1本は持っていきましょう。おやつには、チョコレートやあんぱんなど、甘い物が効果的。登山はカロリーを使いますから、自分へのご褒美も兼ねてください。
地図があれば、迷っても安心
人が多い高尾山ですが、登山路がいっぱいあって、結構迷いやすいです。そのため、なるべく地図を持って歩きましょう。地図を持っていれば、自分がいまどこにいて、どの方向に向かわなければならないのかがわかります。
とくに、1人で山歩きする人は、地図が読めることは必須です。自信のない人は、高尾山で「地図読み」のトレーニングもしましょう。登山用の地図は、アマゾンなどで販売しています。
定番の高尾山地図は山と高原地図 27.高尾・陣馬です。
→「高尾山に女子一人で登る!【その3コツ編】」に続きます。