上野の博物館・美術館をお得に回れるチケットがあるって知ってた?

「アート女子」におすすめ。

美術館や博物館が大好きな「アート女子」に人気がある上野エリア。上野公園周辺の美術館や博物館、動物園の共通入場券があるのをご存じでしょうか。その名も「UENO WELCOME PASSPORT」です。

「UENO WELCOME PASSPORT」とは

「UENO WELCOME PASSPORT」とは、上野地区の美術館や博物館、動物園などに入場できる共通入場券です。「上野地区文化施設共通入場券」とも呼ばれており、2015年に販売が開始されました。

4月1日~9月30日と、10月1日~3月31日の、半年ごとに期間が設定されています。半年の有効期間内に、上野エリアの12の文化施設に各1回入場できるというものです。ここでは、2018年10月販売のデータを基にしてご紹介します。

国立西洋美術館

2つのタイプがある!

「UENO WELCOME PASSPORT」には、おもに常設展だけに入場できるタイプ(2,000円)と、常設展に加え、期間中に開催される特別展から1つを選び観覧できる「特別展チケット」が1枚付くタイプの(3,000円)2種類があります。

それぞれのタイプで入館できる「UENO WELCOME PASSPORT」の対象施設は以下の通りです。

■常設展/総合文化展を見学できる施設
・東京国立博物館
・国立科学博物館
・国立西洋美術館

■入園・拝観できる施設
・上野動物園
・旧岩崎邸庭園
・下町風俗資料館
・朝倉彫塑館
・上野東照宮

■期間中の指定展覧会を見学できる施設
・東京都美術館
・東京藝術大学大学美術館
・上野の森美術館
・書道博物館

特別展チケット付きでは、上記の施設のほか、その期間に指定された特別展のうち一つを見学できます。特別展はたいてい1,000円以上しますので、価格的には特別展チケット付きのほうがお得です。

ueno welcome passport
画像:上野文化の杜新構想実行委員会

価格と販売場所

「UENO WELCOME PASSPORT」の販売価格は以下の通りです。

【A】 常設展等入場券 2,000 円
【B】 常設展等入場券+特別展チケット 3,000 円 *発売枚数限定

チケット持参で、国立西洋美術館と東京都美術館では指定の特別展に100円引きで1回ずつ入場できるという割引制度もあります。

また、東京文化会館、国立国会図書国際子ども図書館、国立近現代建築資料館では、持参者にポストカードのプレゼントがあります。

「UENO WELCOME PASSPORT」の販売場所は以下の通りです。
・主要な対象施設のチケット窓口または事務所、ショップ。
・エキュート上野、松坂屋上野店、上野マルイ、浅草文化観光センター、東京観光情報センター(都庁第一本庁舎1階)、京成インフォメーションセンター(成田空港内)

上手な使い方

「UENO WELCOME PASSPORT」の上手な使い方を考えてみましょう。

入館料から見てみると、国立博物館の入館料が620円、科学博物館が620円、西洋美術館が500円、上野動物園600円ですので、計2,340円。この主要4施設に行くだけで、元がとれます。

東京都美術館や東京藝術大学大学美術館、上野の森美術館も見逃せない施設ですが、企画展メインの施設なので、自分にとって興味がある展覧会が行われるかは、そのときによります。

ですので、これらで見学できる展覧会が自分にとて魅力的なら、「UENO WELCOME PASSPORT」は、すごいお得です!

旧岩崎邸庭園、下町風俗資料館、朝倉彫塑館、上野東照宮、書道博物館もそれぞれ存在感のある施設ですが、興味があるかどうかは人によるでしょう。規模や内容では、国立3美術館・博物館には及ばないので、「ついでに行く」程度の感覚でいたほうがいい、というのが正直なところです。

特別展チケット付きは、どの特別展に行っても元が取れるような価格になっています。もちろん、価格だけで決めるのはもったいないので、お好みの特別展を選びましょう。

まとめると、上野エリアを散歩しながら何日かに分けて文化施設を見学したい!と考えているアート女子なら、「UENO WELCOME PASSPORT」は超おすすめの、お得なチケットです。