富士山に女子一人で登る方法【その1基礎知識編】

日本一高い山、富士山!

一度は登ってみたい!って思っている女子も多いはず。

富士山

この富士山、登山シーズンは年間でたったの2ヶ月。7月~8月だけなんです

そこになんと30万人もの登山者が集中します。要するに、1日平均で5000人が登るんです!

それだけに、シーズンは大混雑します。そこで、女子旅jpでは、「富士山に登りたい!」という山初心者のためのガイドを書いてしまいます!

5分でわかる富士登山の基礎知識

1 同行者を決める

友人や同僚に富士山に登りたい! っていう人がいれば、一緒に行くのが一番です。途中で、へばったり怪我したりしたときのことを考えると、1人登山よりも複数がおすすめです。ただ、同行者が見つからなければ、1人で行ってもいいでしょう。しっかりとした準備をしていけば大丈夫です。人が多い時間帯に登れば、治安面での問題はほとんどありません。

2 日程を決める

富士山に登れるのは7月~8月の2ヶ月間だけです。この間に約30万人が登山するので、週末は非常に混みます。可能なら平日登山をしましょう。

日程は、東京や大阪からの場合、1泊2日が必要です。東京からなら、早朝出発して日帰りをすることも可能ですが、体力勝負なので、あまりおすすめはしません。

■山頂でご来光を拝みたい人のモデル日程
1日目 お昼頃、五合目から登山開始→夕方に八合目の山小屋に宿泊
2日目 未明に山小屋出発→早朝に山頂到着、7時頃下山開始→午前中に五合目到着

■山頂でご来光にこだわらない人のモデル日程
1日目 昼すぎに、五合目から登山開始→夕方に七~八合目の山小屋に宿泊
2日目 朝食後、山小屋出発→午前中に山頂到着、昼すぎに下山開始→夕方に五合目到着

3 コースを決める

富士山には主に4つの登山道があります。1番人気が「吉田ルート」、2番人気が「富士宮ルート」です。このどちらかがいいでしょう。

登りやすいのは、吉田ルートです。吉田ルートなら、山頂まで行かなくてもご来光が拝めます。ただ、週末の吉田ルートはきわめて混みますので、富士宮ルートがいいかもしれません。平日なら吉田ルートがいいでしょう。

4 山小屋の予約をする

日程とコースを決めたら、宿(山小屋)を決めて予約します。

富士山のご来光を拝みたいなら八合目、気にしないなら七合目以下がおすすめです。九合目以上ですと空気が薄くて眠りにくいのであまりおすすめしません。七合目以下ですと、空気の薄さはほとんど気になりません。

週末の山小屋はとても混雑しますので、予約はお早めに。山小屋の数には限りがあります。

5 列車とバスの予約をする

富士山の登山口までは、最寄りの鉄道駅からバスがあります。また、新宿や静岡からの直行バスもあります。これらの列車やバスの時間を調べて、予約します。

6 ツアーの予約をする

自分で交通機関や山小屋を探すのが面倒な方、ガイドさんがいた方が安心、という方は、ツアーを予約しましょう。女子1人の初心者なら、ツアーにしたほうが安心です。

7 装備を購入する

登山装備を揃えるのは大変ですが、1回限りの登山なら、必要なものは限られています。

全員が買わなければならないのは登山靴。ウェアなどは、特別に買わないでも、スポーツウェアやユニクロの防寒具などで代用できます。

また、雨具、リュックやヘッドランプも必要です。今後、山登りをするつもりがないなら、できるだけ借りて済ませましょう。

■必要な装備
登山靴、リュック、防寒具、雨具(レインウェア)、下着、靴下、帽子、軍手、ヘッドライト、お金(トイレは有料)、ゴミ袋

■あると便利な装備
ストック(杖)、タオル、トイレットペーパー、日焼けどめ、薬(とくに頭痛薬)、化粧品、サングラス、歯ブラシ、絆創膏、保険証のコピー、スパッツ、デジカメ

■食料類
水、行動食

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8 トレーニングをする

山の経験の全くない人が、事前のトレーニングもなしに日本最高峰に登ろうとしても、成功確率は低くなります。出発前に数回、近くの山に登ってみましょう

東京エリア在住なら高尾山で十分! 靴を履きならす意味もあります。

9 いざ、出発!

装備を揃えて、トレーニングをすれば、誰でも登れます。がんばれ!

よくある超初心者の質問

富士山頂

Q 富士山ってどこから登るの?
A 五合目までバスやクルマで行き、そこから徒歩で登ります。

Q 登るのにどのくらい時間がかかるの?
A 登り6時間、下り3時間くらいです(個人差は大きくあります)

Q 日帰りできるの?
A できなくはありませんが、普通は途中で1泊します。

Q 誰でも登れるの?
A 健康な人なら誰でも登れます。ただ、高山病や天候などでリタイアする人も多く、登山した人のうち、実際に山頂に立てるのは5~6割と言われています。

Q お金はどのくらいかかるの?
A 登山そのものにはお金はかかりません。入山料が1,000円と設定されていますが、任意であり、払わなくてもかまいません。

そのほか、山小屋の宿泊料が5,000円~7,000円程度。それ以外に交通費がかかります。東京からの場合、バスで往復5,000円ほどです。

Q ツアーはないの?
A 往復のバスと山小屋をセットにしたツアーは各地から出ています。

Q 女子1人でも登れるの?
A しっかり準備をしておけば大丈夫です。初心者の1人登山なら、ツアーに混じることをおすすめします。

 →「富士山に女子一人で登る方法【その2出発編】」に続きます。